本藍染ラミースカート(Tabrik)

45,100円(税込)

どこの国かはわからない西と東が混在したところ。
自由を纏い、場所を変え、時を経ても袖を通してもらえるもの。
オリジナル素材を中心に、
古い時代や現代の手仕事の美しいものを織り交ぜて、
着る人のその傍に無造作に重ねられていくような
もの作りを目指していくTabrik(タブリク)。 

デザイナー手島紋さんは、
京都の豊かな自然に恵まれたアトリエで
日々もの作りと向き合いながら、
ひとつひとつのデザインを丁寧に紡ぎだしています。


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Tabrikがずっと取り組んでいる本藍染めのシリーズ。
今回はラミー素材のスカートをご紹介します。

一般的にラミーは同じ麻のリネンと比べて
固いというイメージがありますが、
このスカートに使われているラミーは
160番手というかなり細い糸で織られています。
柔らかくサラっとしていて肌に直接触れても大丈夫ですが、
透け防止のためコットンローンの裏地をお付けしました。
裏地をつけても軽やかさが損なわれないのは、
やはり上質のラミー素材だからだと思います。

ウエスト部分の細かいシャーリング、
裾は切りっぱなしのフリル、
京都の工房でひとつひとつ職人によって手作りされる
シルク糸のタッセルが付く長い紐など、
Tabrikならではの独特な雰囲気がある本藍染めのスカート。

サイドを中心に持ってきて、
シャーリング部分をバスト位置まであげて、紐を首に回して結ぶと、
ホルターのワンピースとしてもご着用頂けます。
その場合、サイドにつけたポケットがセンターにきてしまいますが、
シームポケットなのでそれほど気にならないかと思います。

夏はTシャツをあわせてスカートとして、
また素肌にホルターワンピースとして、
冬はざっくりしたセーターとパンツをあわせて、
1年中本藍染めの風合いをお楽しみ頂けます。


《本藍染めについて》
本藍染には色々な技法があるそうなのですが、
Tabrikがお願いしている徳島の職人さんは、
無農薬で育てられた藍を用いた天然灰汁発酵建による本藍染め、
という技法だそうです。

3月の大安日から種蒔きが始まり、無農薬無肥料無施水で育てられ、
梅雨明けの時期の大安日に刈り取られた葉は乾燥後、
秋から冬にかけて藍師の方により、
藍の乾燥葉の発酵の工程に入ります。
一年かけて仕上がった藍の染料を甕(かめ)に入れて、
藍建をし、藍が目覚めるのを待ちます。

全ての工程は自然との関わりなので、毎回異なるものですが、
藍が目覚める時間は特にその時々で変化が大きいようです。
藍が目覚めると、染めと天日干しを何度も繰り返し、
きれいな藍色になっていきます。

「藍が目覚めるのを待つ」という美しい言葉を、
私はそれまで聞いたことがありませんでした。
一年かけて作られる染料を使って、
さらに時間をかけて染められる本藍染め。
お待たせしてしまうことも多々ありますが、
たくさんの職人さんの神聖な気持ちと手がかかっており、
そのひとつひとつが自然の流れの中で大切に染められています。
そのことをぜひ皆様にもお伝えしていけたらと思います。


《お手入れ方法》
・お洗濯は単品で優しく押し洗いなどの手洗いをお願い致します。
・漂白剤、蛍光剤の入った洗剤のご使用はお避け下さい。
・縦にギュッと手で絞って、シワのまま干して下さい。
・陰干しをお願い致します。


《ご注意点》
実際に着用しているデザイナーと私の実感としては、
本藍染は本当に色落ちがしない、と感じているのですが、
様々な条件のもとご着用されると思いますので、
濡れたり摩擦による色落ちはご留意して頂ければと思います。
また藍染めの特徴として、耐光面が少し弱く、
長い時間をかけて少しずつ変色していきます。
私たちは、それは愛すべき経年変化だと思いますが、
保管の際は直射日光があたらないようにして下さい。


 
material: ラミー100%
color: 藍色
size: 着丈86cm、ウエスト68cm
quantity:在庫あり SOLD OUT
delivery: ご入金確認後3日〜5日


*20,000円以上お買い上げの場合、送料無料とさせて頂きます。
*画面上と現物の色が若干異なりますことご了承ください。
*上記の本藍染めの特性をご理解のうえご購入ください。
*生地に見られる色節やネップは天然素材の特性となります。
*在庫少量のため売り違いの際はご容赦下さい。
*こちらの商品はお客様のご都合による
  返品はお受けできませんので、あらかじめご了承下さい。



photo & styling by Rika Yamashita